「ゲージツカントクの部屋」沼尻竜典×吉野直子

びわ湖ホール芸術監督・沼尻竜典が「近江の春 びわ湖クラシック音楽祭2019」に出演する吉野直子さんに直撃インタビュー!

沼尻:ハープを始められたキッカケは?
吉野:母もハープ奏者なので幼い頃から楽器は触っていましたが、父の仕事の都合で6歳でロサンゼルスに引っ越した時、本格的にアメリカ人の先生に習い始めました。
沼尻:びわ湖ホールには9年ぶりのご出演です。
吉野:前回は「びわ湖の午後」シリーズのリサイタルでした。その前は「びわ湖ホール声楽アンサンブル」の定期演奏会。若杉さんの指揮のクリスマスコンサートで、とても楽しかったことを覚えています。
沼尻:ハープはいつでもご自分のを使うんですか?
吉野:そうです。運搬専門の方が全国どこへでも運んでくださいます。ドイツにも1台自分の楽器が置いてあって、欧州のコンサートではそれを弾いています。
沼尻:とても魅力的なプログラムですね。
吉野:「月の光」は元々ピアノのための作品ですが、ハープの方が雰囲気が出るのではないかと密かに考えています(笑)。細川さんの「ゲジーネ」は、ミュンヘン国際音楽コンクールの課題曲として作曲されたものなのでコンパクトな曲ですが、国際的に評価の高い細川さんの音楽のエッセンスが詰まっています。グランジャニーはハープの世界では有名な作曲家で、自身もハープ奏者。ハープの機能を駆使した親しみやすい作品を多く書いていますので、ぜひ皆様にご紹介させていただきたいと思いました。「愛の夢」は長年大切に弾いている作品で、デビューアルバムにも収録されています。

沼尻:当日は楽器についてのトークもしていただけるそうですね。濃い40分になりそうです。

吉野直子(ハープ) ~愛の夢~ 27

公演番号 27-S-1

4/27(土)10:00~10:40 小ホール 

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