音楽祭について
―ゆく春を 近江の人と 惜しみける― 松尾芭蕉
「近江の春 びわ湖クラシック音楽祭」とは
「近江の春 びわ湖クラシック音楽祭」は、2018年度よりスタートしたびわ湖ホール芸術監督の沼尻竜典がプロデュースするクラシック音楽の祭典です。毎年ゴールデンウィーク期間にびわ湖ホールを中心会場として開催します。
厳選した一流アーティストやオーケストラの競演がびわ湖ホール3つのホールやメインロビーなどで気軽に楽しめるほか、滋賀県の伝統芸能や、地元高校生たちが出演するステージ、琵琶湖のほとりにたたずむ劇場ならではのロケーションを活かした湖畔会場でのパフォーマンスや、湖上コンサートなど、びわ湖ホールならではの楽しさ・見どころが満載です。
音楽祭のテーマは有名なオペラ・アリアより引用します。今年のテーマは、ヴェルディの『運命の力』のアリアの一節から“神よ、平和を与えたまえ”です。
音楽祭に集う皆様と「音楽」を通じてひとつの「和」となり、一緒に喜びを分かちあえるような音楽祭となることを目指します。
この祈りを世界へ
2019年のテーマは「神よ、平和を与えたまえ」とした。ヴェルディの歌劇「運命の力」のアリアの一節である。文化的多様性を否定したり、自分と異なる考えを攻撃するなど、世界中が非寛容になりつつある今、言葉も習慣も違う人々の心を一緒に和らげることができるのは、音楽をおいて他にあるまい。音楽家一人一人の力は弱いものだが、音楽の力はとてつもなく大きい。こんな時代だからこそ皆で奏で、そして歌い、会場のお客様と共に、世界へ祈りを届けることができたらと思う。
沼尻竜典(びわ湖ホール芸術監督)
「近江の春」・・・松尾芭蕉をも魅了した「近江の春」を音楽と共に楽しむ!
松尾芭蕉のお墓が大津にあることをご存じでしょうか?
西日本から東北まで広く国内を旅した芭蕉は、その晩年にたびたび近江(現在の滋賀県)に滞在し、近江を詠った句を100以上残しています。この地の豊かな自然と、そこに去来する人々との交流を楽しんだ芭蕉は、自らの墓所を義仲寺に求めたのです。義仲寺はびわ湖ホールから徒歩約10分の場所に位置します。
春から夏へと移ろいゆくゴールデンウィーク、芭蕉をも魅了した風光明媚な琵琶湖のほとりで、「近江の人」も「近江を訪れる人」も、ともに素敵な音楽を分かち合えたら・・・。
そんな思いから、「近江の春」を音楽祭のタイトルに冠しています。4月からはびわ湖ホールだけでなく、滋賀県内各地でもたくさんの関連イベントを開催します。春の陽気の中、滋賀の各地に訪れ、松尾芭蕉を魅了した美しい「近江の春」を音楽とともにぜひお楽しみください!
「近江の春 びわ湖クラシック音楽祭」の魅力
沼尻監督厳選の一流のアーティストから地元高校生の活躍まで楽しめる多彩なプログラム
びわ湖ホールプロデュースオペラで毎回名演を繰り広げる京都市交響楽団や、根強い人気を誇る大植英次と大阪フィルハーモニー交響楽団によるオーケストラ公演のほか、びわ湖ホール声楽アンサンブルや、四大テノールによるコンサート、また沼尻が厳選した国内外の一流アーティストのリサイタルなど、聴きごたえ十分のプログラムが満載です。そして大迫力のマーチングが大ホールのほか、湖畔広場でも行われ、地元高校生が活躍するステージも盛りだくさん。夜には、琵琶湖のほとりに設置されたステージでモーツァルト作曲「レクイエム」をびわ湖ホール声楽アンサンブルとドイツから来日するザクセン声楽アンサンブルの合同演奏でお届けします。
どの公演を聴くか迷う楽しさも魅力のひとつです。
各会場によって特徴あるプログラム
びわ湖ホールの大・中・小ホール、無料コンサートを開催するメインロビー、ファミリー向けプログラムが充実したピアザ淡海、琵琶湖の春を楽しめる湖畔広場や遊覧船の湖上コンサートと、会場ごとに趣の違う多種多様な公演をご用意。小さなお子さまから大人の方まで、またクラシック初心者の方でも、誰もが気軽に楽しめる音楽祭です。美しい琵琶湖畔を散歩しながら会場を回るのも楽しみ方のひとつです。
若き音楽家から、プロの演奏家までが登場します
協賛:琵琶湖汽船株式会社
低料金・無料公演が多数!飲食ブースも大充実!ふらっと来ても一日たっぷり楽しめる
入場料は1,000円より(25歳未満は500円より)。1公演が1時間以内と短いので、様々なコンサートを自由に組み合わせて、一日たっぷりお楽しみいただけます。お気に入りの会場に入り浸るもよし、全会場を巡ってみるもよし、1公演だけふらっと訪れるもよし、もちろん湖畔での飲食ブースを目当ての来場も大歓迎!
あなただけの音楽祭の楽しみ方をみつけてみてください。
4月から5月にかけて県内各地で関連イベントを開催
県内各地で開催される音楽関係イベント・団体等と連携し、県内全域で音楽祭を盛り上げます。※決まり次第ご案内します。
近江の春ジャーナル
近江の春 びわ湖クラシック音楽祭をより深く楽しむための記事をお届けします
開催概要
公演名 | 近江の春 びわ湖クラシック音楽祭2019 |
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開催日 | 2019年4月27日(土)・28日(日) |
会場 | 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール、ピアザ淡海 滋賀県立県民交流センター ほか |
料金(税込) | 無料~2,500円 |
発売日 | びわ湖ホール友の会優先発売:2月21日(木)10:00~ 一般発売:2月24日(日)10:00~ |
託児サービス | 対象/1歳以上、3歳未満 利用料金/有料1公演あたりお子様1人につき1,000円 開設時間/各有料公演とも、開演30分前~公演終了後30分まで 申込方法/4月20日(土)までに、びわ湖ホールチケットセンターまでお申込み下さい。 TEL:077-523-7136(10:00~19:00/火曜日休館・休日の場合は翌日) |
お問い合わせ | びわ湖ホールチケットセンター TEL:077-523-7136(10:00~19:00/火曜日休館、休日の場合は翌日) |
注意事項 | ※当音楽祭では各種メディアによる取材活動が行われます。会場の様子がテレビ、新聞、雑誌等に、放送・掲載されることがあります。また、ホール職員による記録撮影は今後の広報物やSNS等で使用する可能性があります。予めご了承くださいますようお願いいたします。 ※有料公演は全席指定(「ミシガン公演」「かがり火コンサート」を除く)。 ※有料公演は、3歳未満のお子様はご入場になれません(「ミシガン公演」「0歳児からのコンサート」を除く)。 ※やむを得ない事情により出演者や曲目等が変更になる場合があります。これらの変更によるチケットの払い戻しはいたしません。予めご了承ください。 ※お申し込みいただいたチケットのキャンセル変更はできません。 |
過去アーカイブ
過去の近江の春 びわ湖クラシック音楽祭の情報についてはこちらからご覧ください。