小山実稚恵(ピアノ)

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圧倒的存在感をもつ日本を代表するピアニスト。チャイコフスキー国際コンクール、ショパン国際ピアノコンクール入賞以来、常に第一線で活躍し続けている。協奏曲のレパートリーは60曲を超え、国内外の主要オーケストラや指揮者からの信頼も厚く、多くの演奏会にソリストに指名される。

『12年間・24回リサイタルシリーズ』(2006年〜17年)や『ベートーヴェン、そして…』(2019年〜21年)は、その演奏と企画性で高く評価された。22年から新たに「コンチェルトシリーズ」がスタート予定。

東日本大震災以降、被災地でも演奏を行い、仙台では自ら企画立案した『こどもの夢ひろば“ボレロ”』を開催するなど、被災地活動にも情熱を注いでいる。

CDはソニーより32枚をリリース。ベートーヴェン・アルバム『ハンマークラヴィーア・ソナタ他』(2020年)と『ピアノ・ソナタ第30、31、32番』(2021年)は、共に「レコード芸術」特選盤に選ばれた。著書『点の魂とースイートスポットを探して』、平野昭氏との共著『ベートーヴェンとピアノ』(全2巻)を出版。

文化庁芸術祭音楽部門大賞、東燃ゼネラル音楽賞洋楽部門本賞、大阪市市民表彰、文化庁芸術祭音楽部門優秀賞、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。17年度には紫綬褒章を受章。

参加公演