児玉麻里(ピアノ)

ⓒ Sergio Veranes

児玉麻里 Kodama Mari

大阪生まれ。6歳で渡欧。14歳の時、最年少、最優秀でパリ国立高等音楽院に入学。ピアノをタチアナ・ニコラエワ、アルフレッド・ブレンデルなどに学ぶ。17歳でプルミエ・プリを獲得して卒業。同年、同音楽院のマスター・コースに進み、19歳で修了。この間、数多くのコンクール等で、優勝、上位入賞を果たす。

同音楽院を修了後すぐに、ロンドン・フィルとバービカン・センターで共演、ロンドン・デビューを果たす。1995年にはカーネギー・ホールでニューヨーク・デビューを果たす。また1999年ロサンジェルスにて、2003年東京にて、「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全曲演奏会」に取り組み、高い評価を得た。

現在、ヨーロッパ、アメリカ、日本、アジアで演奏活動を展開する数少ない国際的なピアニストとして名声を確立している。

これまでに共演した主なオーケストラには、ベルリン・フィル、ロンドン・フィル、イタリア国立放響、ハンブルク北ドイツ放響、リヨン国立歌劇場管、ロサンジェルス・フィル、モントリオール管、日本各地のオーケストラ、シンガポール響等がある。

CD録音も活発で、「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集」、ケント・ナガノ指揮による「ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集」を完成させている。2016年11月には、チャイコフスキー3大バレエ抜粋連弾版を妹の児玉桃とリリース、大きな話題を呼んだ。

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