園田隆一郎(ピアノ)

©Fabio Parenzan

園田隆一郎 SONODA Ryuichiro

 2006年、シエナのキジアーナ夏季音楽週間『トスカ』を指揮してデビュー。翌年、藤原歌劇団『ラ・ボエーム』を指揮して日本デビューを果たす。同年夏にはペーザロのロッシーニ・オペラ・フェスティヴァル『ランスへの旅』を指揮し、その後もカターニアのベッリーニ大劇場、ボローニャ歌劇場、ジェノヴァ歌劇場、フランダース・オペラ、読売日本交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、京都市交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団など、国内外のオペラへの出演やオーケストラとの共演を重ねている。

 2019年は、日生劇場『トスカ』、藤原歌劇団『ランスへの旅』、広島交響楽団演奏会等に出演。自ら芸術監督を務める藤沢市民オペラのロッシーニ『湖上の美人』(演奏会形式)は、日本初演を大成功に導き絶賛された。

2020年は、NHKナゴヤニューイヤーコンサート2020、日本オペラ協会『紅天女』(世界初演)をはじめ、藤原歌劇団『フィガロの結婚』、新国立劇場 高校生のためのオペラ鑑賞教室・関西公演『魔笛』、藤沢市民オペラ『ナブッコ』、日本フィルハーモニー交響楽団演奏会等に出演を予定しており、オペラと交響曲の両分野で活躍する指揮者の一人である。

東京藝術大学音楽学部指揮科、同大学大学院を修了。遠藤雅古、佐藤功太郎、ジェイムズ・ロックハートの各氏に師事。その後、イタリア、シエナのキジアーナ音楽院にてジャンルイジ・ジェルメッティ氏に師事。2002年よりローマに留学。ペーザロでロッシーニの権威アルベルト・ゼッダ氏に師事したのをきっかけに、ヨーロッパ各地で数々の作品を学ぶ。

2004年シエナ・ロータリークラブ カルロ・コルシーニ音楽賞、2005年第16回五島記念文化賞オペラ新人賞、2017年度第16回齋藤秀雄メモリアル基金賞を受賞。藤沢市民オペラ芸術監督。

参加公演