出演アーティスト
ニキータ・ボリソグレブスキー(ヴァイオリン)
ニキータ・ボリソグレブスキー Nikita Boriso-Glebsky
情熱的な音楽、卓越したテクニック、そして類い稀な演奏スタイルと謙虚な人柄を持つニキータ・ボリソグレブスキーは、国際的なソリストとして活躍している。
2010年、シベリウス国際ヴァイオリン・コンクールおよびクライスラー国際ヴァイオリン・コンクールで優勝し、2007年第13回チャイコフスキー国際コンクールのヴァイオリン部門では第2位を獲得した。また、エリザベート王妃国際音楽コンクール、モントリオール国際音楽コンクールでも上位に入賞し、一躍注目される。
これまでに、マリインスキー劇場管弦楽団、モスクワ・フィルハーモニー交響楽団、ロシア国立交響楽団、ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団、ベルギー国立管弦楽団、ラハティ交響楽団、フィンランド放送交響楽団、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団、エーテボリ交響楽団、ボーンマス交響楽団、デュースブルク・フィルハーモニー管弦楽団、リトアニア国立交響楽団、中国国家交響楽団、サンパウロ交響楽団のオーケストラと、ヴァレリー・ゲルギエフ、オッコ・カム、クシシュトフ・ペンデレツキ、サカリ・オラモ、ハンヌ・リントゥ、エリ・クラス、ウラディーミル・フェドセーエフ、コンラート・ファン・アルフェン、ダーヴィト・アフカム、リオネル・ブランギエ、ユーリ・シモノフ等の指揮者と共演している。
また室内楽では、ロディオン・シチェドリン、ナタリア・グートマン、ギドン・クレーメル、ユーリ・バシュメット、オーギュスタン・デュメイ、ボリス・ベレゾフスキー、アンドラーシュ・シフ、アレクサンドル・ルディン等の音楽家と共演している。
また、ザルツブルク音楽祭、ラインガウ音楽祭、ボン・ベートーヴェン音楽祭、モスクワでのスビャトスラフ・リヒテルの音楽祭「12月の夕べ」、ドブロヴニク・サマー・フェスティバル、サンクトペテルブルクの白夜音楽祭、マントン音楽祭、オフリド・サマー・フェスティバル等の音楽祭に登場している。
2009年、アメリカのマイヤ・プリセツカヤ&ロディオン・シチェドリン国際財団の年間最優秀ヴァイオリニストを受賞し、ロシアの専門誌《ミュージカル・レヴュー》で「パーソン・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた。2011年、イタリア弦楽器協会とアントニオ・ストラディヴァリ財団からヴィルトゥオーゾ賞と、シベリウス財団からジャン・シベリウス生誕地賞を授与された。
CDは、フーガ・リベラより2枚をリリースしている。『ラロ:スペイン交響曲、ヴァイオリン・ソナタ、アルルカン、ギター』(オーギュスタン・デュメイ指揮シンフォニア・ヴィルソヴィア、ピアノ:ジャン=フィリップ・コラール)は、フランスの専門誌《ディアパソン》で5つ星を獲得した。また、『アンリ・ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲全集』(パトリック・ダヴァン指揮リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団)の中で「ヴァイオリン協奏曲第3番 イ短調 op. 25」の録音を残し、高評を得ている。
2014年より、弦楽とピアノの6人で構成されるルービック・アンサンブルとしての活動も行っており、様々な編成で室内楽のレパートリーを披露している。
ロシアのヴォルゴドンスク生まれ。チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院でドゥアルド・グラチとタチヤーナ・ベルクリに師事。その後、エリザベート王妃音楽大学でオーギュスタン・デュメイから、クロンベルク・アカデミーでアナ・チュマチェンコから薫陶を受ける。
使用楽器は、1720年代に製作されたマッテオ・ゴフリラー。
参加公演
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有料公演25-M-2器楽室内楽ニキータ・ボリソグレブスキー(ヴァイオリン), アレクセイ・メリニコフ(ピアノ)
- 開催日
- 4月25日(土) 13:30~14:15
- 会 場
- びわ湖ホール 中ホール
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有料公演26-L-3オーケストラ器楽クロージングコンサート 大植英次(指揮), ニキータ・ボリソグレブスキー(ヴァイオリン), 大阪フィルハーモニー交響楽団
- 開催日
- 4月26日(日) 19:00~20:00
- 会 場
- びわ湖ホール 大ホール